情報提供:建通新聞社
4月の県下企業倒産集計、依然20件超続く
帝国データバンクがまとめた2009年4月の静岡県下企業倒産集計によると、法的倒産件数は23件。前月比では1件、4.2%の減少で、2ヵ月連続の前月比減少だが、4ヵ月連続で20件超えとなった。
業種別では、前月比で「卸売」の増加(1件→4件)が目立った一方で「小売」「運輸・通信」「サービス」がいずれも減少した。前年同月比では、7業種中「建設」「製造」「卸売」「サービス」の4業種で増加。負債総額は、256億4000万円。負債総額が100億円超となったのは、今年に入り既に3度目。当月は、カナサシ重工(静岡市清水区)の負債総額201億2000万円の増加が負債総額を押し上げた。
地区別では、件数ベースで「西部」の増加が際立ち、前月比10件増加の13件で最多となった。負債額ベースでは、件数最小ながらもカナサシ重工の倒産があった「中部」が最多で、全体の80%超を占めた。
4月末に実施したTDP景気動向調査によれば、東海ブロックの景気動向指数(景気DI)は前月比0.5ポイント増の17.6へ改善したが、5ヵ月連続の20ポイント割れとなった。長い間、全国トップを維持してきた勢いは完全に消え7ヵ月連続して全国平均を下回るなど停滞している。静岡県の景気動向指数(景気DI)は、1.0ポイント増の18.2となり、2ヶ月連続の前月比改善を見たが、02年5月の調査開始以来、4番目に低い水準となっている。サブプライムローン問題に端を発した金融危機に、トヨタショックに代表される大企業の急激な業績悪化、中小零細企業の苦戦、消費の冷え込みと負の連鎖が続いており、当面景気の踊り場局面が続く見通し。
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