情報提供:建通新聞社
資材価格は上昇基調
建設資材対策中部地方連絡会がこのほど、名古屋市内で開かれ、中部地区の公共発注機関と建設業者団体、資材業者団体が建設資材の需要見通しや今後の動向について情報交換した。建設業者団体は、2007年度も一部資材の需要減少による生産調整での価格変動、世界的な原油高に伴う輸送コスト上昇の影響などが懸念されると報告。資材業者団体は、建設資材の生産・出荷の見通しについて原油価格の再上昇、円安の影響により価格上昇が避けられない資材があると説明した。輸送コストの上昇は、石油価格の高騰だけが原因ではなく、運送業の廃業、運転手不足が影響しているとみられる。
連絡会には、発注機関として国土交通省中部地方整備局と4県3政令市が出席。建設業者団体は愛知、岐阜、三重、静岡の各県建設業協会と日本土木工業協会中部支部、日本道路建設業協会中部支部の計6団体が、資材業者団体は計11団体が参加した。
静岡県建設業協会は鋼材資材が値上がりし、調達にかかる時間が長くなっているほか、重油、ガソリンなど石油燃料・資材が値上がりしていると報告。原油値上がりが運搬業務のコストアップにつながっているとした。
愛知県建設業協会は、高炉製品の鋼矢板、鋼管杭などについて4月に大幅な値上げがあったが、鋼矢板は10月にさらに値上げが予想されていると説明。電炉製品の鉄筋などは、価格は一旦落ち着いているものの値下げに転じることはないの見方を示した。また、生コンクリート、アスファルト混合物は、ともに「値上げ基調」とした。
三重県建設業協会は、生コン価格について、北勢地区で今年2月に値上げがあり、さらに中勢地区で10月ごろに値上げが予定されていると報告。また、原油高でベニヤ板の高値が続いており、今後、鉄製品の高騰によってコンクリート二次製品の価格上昇が心配されるとした。
岐阜県建設業協会は、配管(ガス管)、電線、塩化ビニール管はスクラップが高騰・不足しているとし、生コンクリートについては岐阜地区で「逆鞘」になっていると説明した。
話題騒然一覧のページへ
