『メイド・イン・静岡プロジェクト』第1期・成果展示会
静岡デザイン専門学校(静岡市葵区鷹匠2-19-25、久保田香里校長)は地方都市の教育機関として、また実社会に近い専門性の高い職業人育成のために、”企業や地域とつながる“をコンセプトに様々な活動を行っているが、学生と企業が連携し新商品開発に取り組んだ『メイド・イン・静岡プロジェクト』第1期が終了し、成果展示会がサテライトギャラリー デザインファーム(静岡市葵区七間町14-13)にて行われた。また、2月には東京ミッドタウンカンファレンスにおいて成果発表会を、東京ミッドタウン”ジカバーニッポン“では展示発表会を行った。
『メイド・イン・静岡プロジェクト』第1期は4企業1団体が参加。㈱いちまる(焼津市)とエンドユーザー向けのオリジナルブランド”NATURAL CHEF“シリーズを立ち上げ、その第一弾となる『たっぷり野菜のおはようスープ』が今月発売される。㈲菊屋(磐田市)とはカラミ織を使用したベビーベッド用の蚊帳を含む新ブランド”LOHARTH“を立ち上げた。静岡県花き消費拡大推進協議会とは切り花携帯用エコバッグ『花つつみ』を商品化。また、ふって楽しむ静岡抹茶セット『NODATE』(シェーカー・抹茶スティック・携帯用バッグ)を丸七製茶㈱(藤枝市)と開発、㈱マルヒコ松柏堂本店(静岡市)とは干菓子シリーズ『涼果』と『姫果』を商品化した。5月14日から30日まで行われたデザインファームの展示会では、これら5種類のアイテムが並んだ。
”明日の静岡のために、そして10年後の静岡のために…“というテーマが象徴するように、企業側にとっては学生たちと共同でプロジェクトを進めることによって、いま何をすべきか?といった自社の強みを明確にするためのビジョンや戦略といったものを具現化するための場となり、学生たちには社長の意向を的確に理解し、結果として携わった企業のために役に立つことができたのか?といったパートナー企業に対する責任感や、ブログなどによって応援し続けていきたいという愛着がはぐくまれた。1年をかけてこのプロジェクトを手掛けたことで、きずなや信頼関係といったものに加え、ものづくりの難しさや製品を売ることの大変さを学生たちは実感したという。その現場は泣き笑いの連続であり、製品づくりにおいても人とのコミュニケーションがいかに重要かということを学んだ。
また、メイド・イン・ジャパン・プロジェクト㈱(東京都)にマーケティングアドバイザーを、静岡県中小企業団体中央会としずおか産業創造機構には協力を仰いだ。5月10日からスタートした第2期では、第1期に着手した2社が継続事業となり、新規に3社が決定、”相互協力と学び合い“が実践されている。今回のプロジェクトにおいて久保田校長は、「本当の意味でのデザイン活動とは、企業の力や地元の力を深く理解し、携わっていこうというその姿勢にある。企業に触れること、故郷静岡について深く考えるということを学生たちに実体験させることで、表層的なデザインという理論ではない企業の理念や夢といった熱い想いを学ぶことができる。将来的には地域の特性や、ものづくりの技術を活かし、業種業態を超えたコラボレーションを仕掛けていきたい」と語る。
このプロジェクトの根幹にあるのは、静岡に生まれ育ち、静岡の学校で学び、静岡の企業に就職する静岡人の育成であり、これからの静岡を担う人材と企業との出会いを創出することにある。10年後に学生たちは静岡人として企業を、社会を支えていく人材となる。「学校の財産は卒業生であり、10年後、20年後もこの業界に残って、リードしていく人材を育てることにある。学校の使命とはそこにあるのではないかと思います」。
http://www.mijp.jp/shizuoka/
問い合わせ、054・252・1766
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