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静岡油化工業が新工場の建設を決定

 食品廃棄物の再資源化に取り組む静岡油化工業㈱(静岡市駿河区広野字東割2311-5、長島磯五郎社長)は、BDF(バイオディーゼル燃料)の生産を拡大して高まる需要に応えるべく、本社近くに5000㎡の工場を新設する。平成22年秋に着工し、23年秋の稼働を目指す。
 現在約1400㎡の本社工場を3倍以上に拡大し、BDF生産量は現在の2倍となる月250tを予定する。これにより静岡県をはじめ県内21の市や町が公用車やごみ収集車などで使用するBDFの600台分を供給できるようになる。
 またおからを原料としたバイオエタノールの生産も併せて拡大し、試験的に生産している現在より約20倍の生産規模を予定している。
 食品廃棄物を有効に利用し、循環型社会の実現につながるものとして注目されているBDF。ディーゼル燃料で動く車であれば改造不要で利用でき、160台分の導入実績で年間3100tのCO2削減効果が上がっている。同社にはこれまでにも生産量が需要に追いつかないというほどの注文が寄せられていて、新工場の建設は一昨年からの念願だった。増産に当たって原料となる廃油の確保は見通しが立っている状態だが、それでも「廃油回収サイクルの確立は今後の課題」と長島社長は指摘する。
 一部自治体では一般家庭から出る廃油をごみ回収と共に行う動きも出てきているが、その広がりはまだ十分とはいえず、中には市民が自主的に廃油を回収し同社に持ち込むケースもあるという。「限りある資源の再利用にもっと積極的に取り組むべき。全国の見本となるような循環型社会を静岡の地で実現していきたい。そのためには当社のノウハウも惜しみなく提供いたします」と長島社長は話している。

問い合わせ 054・259・5175

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