ビジネス情報誌のビジネスレポート(静岡県静岡市)

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ジェトロ静岡が韓国ビジネスの可能性を探るセミナー

 空港開港とともに直行便が開通し、ますます身近になる隣国、韓国。今後ビジネスの舞台として、パートナーとして、どのような可能性が見出せるのだろうか。日本貿易振興機構(JETRO)静岡貿易情報センター(静岡市清水区日の出町9-25、藤本和彦所長)が3月12日にホテルセンチュリー静岡で開催した『韓国ビジネスセミナー』では、新たなビジネスジャンルの事例発表や韓国の市場分析を行い、その可能性を検討した。
 まず事例発表として新たな商品分野で韓国市場から支持を得ている㈱ギケンの松本直美専務を講師に迎え、『韓国ビジネスの成功と戦略』をテーマに講演が行われた。同社はファンションドール向け衣装を企画・製作・販売し、特にインターネットのサイトを通じた商品販売に注力している。韓国はインターネットの使用や語学に関するレベルが高く、「情報収集効率がよく、器用なイメージ」と松本専務は分析。日本のサブカルチャー群に対して理解度の高い韓国のユーザーに、日本は「聖地」のようにブランド化され評価されているという。ドール向け衣装が「ネットを通じて分かりやすく伝わる商品」であったことが評価を受ける一助となった、とも指摘していた。
 続いてジェトロ・ソウル・センターの下笠哲太郎事業チーム長が『韓国で注目されるビジネス』を解説。現在の不況に対しては、1997年の通貨危機時よりも落ち着いた対応を見せていることなどをデータを示しながら説明し、ウォン安を利用した取引や、日本食・日本文化といったソフト面の提供にビジネスチャンスがあるのでは、と指摘した。また逆に日本国内で韓国チープコスメ商品や韓国料理・食品の人気が上昇していること、韓国人観光客には温泉、ゴルフ、スキー、登山などが人気で、食事マナーの違いが問題となること、などにも言及していた。
 ジェトロでは韓国との経済・産業交流を図る『韓国ビジネスミッション』を4月中旬に実施(申込受付終了)するなど、韓国との新たなビジネスを創出する活動に取り組んでいる。

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