外壁廃材のリサイクルを考案
住宅のサイディング(外壁)工事を主力に、スレート工事、屋根工事などを手がける㈲ジェイウォール静岡(藤枝市緑町2-1-33、大杉暢彦社長)は、これまで現場で大量に発生し廃棄処理していた窯業系外壁材の端材をリサイクルできる仕組みを3年前に考案、端材の処理コストに加えて材料費の購入コストを抑えることで、環境への負荷軽減と売上の向上につなげている。
同社は大手建材メーカーに職人として勤務した経験を持つ大杉氏が2002年に起業した会社で、2005年4月に法人化。地元中堅ビルダーの下請け受注を中心に、新築住宅の外壁工事などを手がけている。「工事の過程で、常に大量の端材が発生するんですね。数字でいえば1軒あたり2~3立方メートル、月平均で40軒はこなしますから発生量は多い時で120立方メートル、処理費用は80万円ちかくにもなります」(大杉社長)。その一方で、壁のコーナー部分の処理に使うL字型の出隅(ですみ)と呼ぶ部材は、1軒当たり80~150本近く購入しなくてはならず、金額にすると多い時で45万円近くの経費となる。同じ素材なのに一方で捨てて、一方では購入するという矛盾を解消したかったというのが、リサイクルに取り組んだ動機という。
2007年には県の経営革新の承認も受けて研究を進め、試行錯誤の末に従来の常識を覆した、出隅を最後に取り付ける画期的な工法(特許申請中)を開発した。さらに、作業効率やコスト削減を図るためオリジナルのビスや止め付け金具も開発。工事全体の施工単価を抑えながら受注を伸ばし、売上高も前期比約30%増の3億3000万円を達成、来期は4億円の売上を見込んでいる。今年からはリフォーム工事にも進出し車やバイク、ホビー用ガレージなどの設計・施工の営業に力を入れる。
問い合わせ 054・644・2541
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